- MSMT第1回報告書では、2024年1月から2025年4月までの期間を中心に、北朝鮮とロシアの間における武器移転やロシアへの北朝鮮兵士の派遣、違法な取引ネットワークといった、北朝鮮に関連する国連安全保障理事会(安保理)決議に定められた制裁措置の違反及び回避に係る具体的な情報が記載されています。
- また、共同声明では、関連する安保理決議の完全な履行に向けたMSMT参加国の共通の決意を改めて確認しています。
- 日本政府としては、今後とも、MSMT参加国を含む国際社会と緊密に連携しながら関連安保理決議の完全な履行を進め、北朝鮮の核・弾道ミサイル計画の完全な廃棄を求めていきます。
5月29日、多国間制裁監視チーム(MSMT: Multilateral Sanctions Monitoring Team)は、「武器移転を含む北朝鮮とロシアとの間の不法な軍事協力」をテーマに、第1回目の報告書を公表しました。
また、この機会に、MSMT参加国による共同声明が発出されました。
(参考1)多国間制裁監視チーム(MSMT: Multilateral Sanctions Monitoring Team)
昨年10月、安保理北朝鮮制裁委員会(1718委員会)専門家パネルの活動が同年4月末に終了したことを受け、我が国を含む同志国は多国間制裁監視チーム(MSMT)を設立。MSMTは、北朝鮮による制裁違反・回避事例の指摘・公表等を通じて関連安保理決議の実効性を確保する取組。本年2月、MSMT運営委員会第1回会合が開催された。参加国(2025年5月23日時点)は、日本、豪州、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ニュージーランド、韓国、英国及び米国。
(参考2)関連リンク
(参考3)別添
- 多国間制裁監視チーム(MSMT)第1回報告書(北朝鮮とロシアの軍事協力)に関する共同声明(英文(PDF)
/和文仮訳(PDF)
)
- 多国間制裁監視チーム(MSMT)第1回報告書全文(英語)(PDF)
- 多国間制裁監視チーム(MSMT)第1回報告書の概要(PDF)