- セネガル柔道連盟は、1961年に設立され、同国での柔道競技の振興や指導、指導者養成、代表選手の選考・育成等に取り組んできたほか、これまでアフリカ選手権やダカールオープン等の国際試合の主催も行ってきました。しかしながら、同連盟が所有する大会運営機材には限りがあり、今後同連盟が主催する国際大会や、2026年にセネガルで開催される予定のダカール・ユースオリンピックの柔道競技大会に向けて、大会運営のための機材の不足が課題となっています。
- この協力は、セネガル柔道連盟に対し、柔道の大会運営関連資機材及び柔道競技修練機材を整備することにより、選手の育成・強化、大会運営能力強化及び柔道環境の充実を図り、もって、同国における柔道の振興・発展及びスポーツを通じた経済・社会開発に寄与するものです。
12月11日(現地時間10日)、セネガル共和国の首都ダカールにおいて、伊澤修駐セネガル共和国日本国特命全権大使と、アブドゥラフマン・サール・セネガル共和国経済・計画・協力大臣(H.E. Mr. Abdourahmane SAAR, Minister of Economy, Planning and Cooperation of the Republic of Senegal)との間で、セネガル柔道連盟において、機材(柔道試合用マット、トレーニング器具等)を整備するための9,520万円を限度とする一般文化無償資金協力「セネガル柔道連盟における機材整備計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
セネガル共和国は、面積約20万平方キロメートル(日本の約半分)、人口約1,776万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は約1,660米ドル(2023年、世界銀行)。