国民民主党 代表定例会見(2025年5月27日)

5.27 (火) 11:00
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【冒頭発言概要】

 先週決定をしましたいわゆる選択的夫婦別姓の法案ですが、明日にも国会に提出をしたいと思います。発表したあと、賛成派・反対派からいろいろな意見がありましたが、双方から一定のご評価をいただいております。我々としては対立ではなく、与野党幅広く合意を形成していくことが大切だということで、保守派の皆さんにも一定程度ご理解いただけるような内容になったと思います。また結婚前に使っていた姓をそのまま法的効力を持って使いたい、仕事や生活の中で不便が生じないようしたい、ということにも応える内容になっていますので幅広い合意形成を目指していきたいと思います。これが一点目です。

 あと明日、農林水産委員会がありますが私自身が質問に立ち、新たに就任された小泉農林水産大臣へ質疑をしたいと思っています。いろんな観点があると思いますが、まずは5キロ2000円で店頭に並ぶように随意契約で備蓄米を出すことについての、基本的な仕組みや考え方について伺いたいと思います。
 同時に実は9年前に日本農業新聞で、当時お互い3期生でしたが、農林水産部会長だった小泉さんと紙上対談をしておりました。そのときに実は国が需給調整をして、強制的に価格を引き上げ消費者負担で農家の所得を確保する、という政策は限界が来ているので見直すべきではないかということと、その際には農業者の所得を直接補償をする、直接支払制度の導入なども提案をしております。
 2018年当時、小泉さんは「減反を廃止する」と歴史的な改革だ、と胸を張っておられましたが、実際に起こったのは、生産数量目標の割り当てを農水省とJAでやるとか、あるいは主食用米以外のものを作ったら、例えば10アールあたり10万5000円の多額の補助金をつけて、結局主食用米の生産調整を行うことが継続したということがあります。こういうことが今日のコメ不足とコメ価格高騰を招いた遠因になっているということで、当時のやり取りを振り返りながら、改めて9年越しの宿題について小泉農林水産大臣に聞きたいと思います。

 あとは、昨日の民放のテレビでの発言だったと思いますが、米の輸入を排除しないという趣旨の発言をされておられました。
 いま赤沢大臣が、様々な分野でアメリカと交渉しております。例えばTPPのときも、牛肉・豚肉・乳製品・そしてコメといった重要項目ということで、これは守っていこうと自民党が決議したはずです。歴代の農林水産大臣もこれを守ってきましたが、今回を機に外国からの米の輸入を増やすというのは、もちろん今MA米(ミニマムアクセス米)として入れていますが、それを根本から変えるということになると、これは非常に大きな農政の大転換になりますから、コメの輸入を解禁するということをカードとして考えているのかどうか、これも非常に大きな問題ですから、小泉大臣に質したいと思っております。
 いずれにしてもコメ価格の問題は先般の党首討論でも取り上げさせていただき、石破総理は3000円台(でなければならない)と言っています。しかし仮に備蓄米、いわゆる「古古古米」が2000円台で店頭に並んだとしても、例えばコシヒカリとかの銘柄米については、JAの概算金が今年は60キロ1俵あたり2万3000円等でもコミットしているので、それより安く売れないはずなのでなかなか銘柄米(の価格)は下がらないと思います。だから価格の二極化とか三極化が進んでいく可能性はあります。
 例えば一般競争入札で売った備蓄米がありますが、これは高い値で仕入れているため2000円で売ると、売れば売るほど赤字になります。その意味ではまとまって全体として価格はどう下がっていくのかということもまだよくわからないし、価格が二極化あるいは三極化してくる可能性もあるので、大手を通じては安いお米は(市場に)いきますけど、地方の小さな米穀店などはそういうのが回ってこないと結局競争力が落ちて、むしろ経営が厳しくなるということもありうるので、そういった点についても小泉農林水産大臣に質していきたいと思います。

【冒頭発言概要】

 先週決定をしましたいわゆる選択的夫婦別姓の法案ですが、明日にも国会に提出をしたいと思います。発表したあと、賛成派・反対派からいろいろな意見がありましたが、双方から一定のご評価をいただいております。我々としては対立ではなく、与野党幅広く合意を形成していくことが大切だということで、保守派の皆さんにも一定程度ご理解いただけるような内容になったと思います。また結婚前に使っていた姓をそのまま法的効力を持って使いたい、仕事や生活の中で不便が生じないようしたい、ということにも応える内容になっていますので幅広い合意形成を目指していきたいと思います。これが一点目です。

 あと明日、農林水産委員会がありますが私自身が質問に立ち、新たに就任された小泉農林水産大臣へ質疑をしたいと思っています。いろんな観点があると思いますが、まずは5キロ2000円で店頭に並ぶように随意契約で備蓄米を出すことについての、基本的な仕組みや考え方について伺いたいと思います。
 同時に実は9年前に日本農業新聞で、当時お互い3期生でしたが、農林水産部会長だった小泉さんと紙上対談をしておりました。そのときに実は国が需給調整をして、強制的に価格を引き上げ消費者負担で農家の所得を確保する、という政策は限界が来ているので見直すべきではないかということと、その際には農業者の所得を直接補償をする、直接支払制度の導入なども提案をしております。
 2018年当時、小泉さんは「減反を廃止する」と歴史的な改革だ、と胸を張っておられましたが、実際に起こったのは、生産数量目標の割り当てを農水省とJAでやるとか、あるいは主食用米以外のものを作ったら、例えば10アールあたり10万5000円の多額の補助金をつけて、結局主食用米の生産調整を行うことが継続したということがあります。こういうことが今日のコメ不足とコメ価格高騰を招いた遠因になっているということで、当時のやり取りを振り返りながら、改めて9年越しの宿題について小泉農林水産大臣に聞きたいと思います。

 あとは、昨日の民放のテレビでの発言だったと思いますが、米の輸入を排除しないという趣旨の発言をされておられました。
 いま赤沢大臣が、様々な分野でアメリカと交渉しております。例えばTPPのときも、牛肉・豚肉・乳製品・そしてコメといった重要項目ということで、これは守っていこうと自民党が決議したはずです。歴代の農林水産大臣もこれを守ってきましたが、今回を機に外国からの米の輸入を増やすというのは、もちろん今MA米(ミニマムアクセス米)として入れていますが、それを根本から変えるということになると、これは非常に大きな農政の大転換になりますから、コメの輸入を解禁するということをカードとして考えているのかどうか、これも非常に大きな問題ですから、小泉大臣に質したいと思っております。
 いずれにしてもコメ価格の問題は先般の党首討論でも取り上げさせていただき、石破総理は3000円台(でなければならない)と言っています。しかし仮に備蓄米、いわゆる「古古古米」が2000円台で店頭に並んだとしても、例えばコシヒカリとかの銘柄米については、JAの概算金が今年は60キロ1俵あたり2万3000円等でもコミットしているので、それより安く売れないはずなのでなかなか銘柄米(の価格)は下がらないと思います。だから価格の二極化とか三極化が進んでいく可能性はあります。
 例えば一般競争入札で売った備蓄米がありますが、これは高い値で仕入れているため2000円で売ると、売れば売るほど赤字になります。その意味ではまとまって全体として価格はどう下がっていくのかということもまだよくわからないし、価格が二極化あるいは三極化してくる可能性もあるので、大手を通じては安いお米は(市場に)いきますけど、地方の小さな米穀店などはそういうのが回ってこないと結局競争力が落ちて、むしろ経営が厳しくなるということもありうるので、そういった点についても小泉農林水産大臣に質していきたいと思います。

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